はみがきこ

【絶対に騙されないで!】広告に出てくるホワイトニング歯磨き粉に注意(詐欺?効果なし?被害者多数)

(定期的に相談のDMが届きますので、警鐘として本記事を執筆いたします)

はじめに

ホワイトニング効果を謳った詐欺まがいの商品が歯磨き粉にも存在します。
全く効果がないとは言いませんが、購入者の期待を裏切るようなものが案外ありますので、甘い文句に騙されないようご注意ください。

特徴

以下の項目に複数該当する場合は一度立ち止まってみてください。

①アプリCMで流れてきた
②調べていないのにネット検索で上に出てきた
③インスタグラム等のSNSで話題との記述(聞いたこともないインフルエンサー達の写真付き)
④雑誌や新聞への掲載経歴や〇冠獲得
⑤初回無料や○○%OFF
⑥〇時間以内の限定割引
⑦定期配送の推奨
⑧ランキング形式での他製品との比較
⑨過度な演出(ビフォー・アフター)
⑩有効そうな効能・成分の羅列

挙げたらきりがないのためこの辺で。

アフィリエイトとは

日本語で言うと”成果報酬型広告”となります。
販売会社が直接広告を行うのではなく、不特定多数の一般ユーザーが広告を行い、その広告サイト・リンク経由で商品が売れた場合のみ、広告主に対して企業からアフィリエイト報酬(紹介料)が支払われるモデルです。

危険性

企業としてはより多くのユーザーに広告を出稿してほしい。アフィリエイターとしてはより多くの報酬を手に入れたい。という気持ちに当然なり、その結果として、前者は商品代金にアフィリエイト報酬を多く見積もる。後者は(高報酬の広告を選んで出稿するのは当然として、その分ライバルが増えますので)強力な内容の記事を作成する。といったことが起こります。

強力な内容には、虚偽を含んだもの、顧客の判断を混乱させる悪質なものなど一線を越えたものも出てきます。アフィリエイトの仕組みやアフィリエイト商品のことを知らないと、実態と乖離する商品を高額で購入させられたといった、まるで詐欺にあったような状況に陥ってしまいます。(アフィリエイト=詐欺とはなりませんが、こういった危険が孕んでいることは無視できません)

チェック項目

衝動買いしてしまわないよう、購入前にチェックすべき事項を挙げておきます。

・内容量
比較写真を載せていないことがほとんどですから、極端に少ないということがあります。
市販の歯磨き粉は大体80-100gくらいです。今使っている歯磨き粉と比較して確認しましょう。

・価格
アフィリエイト報酬が価格の大部分を占めていますから割高になります。定期購入時割引や初回キャンペーンの割安感に惑わされないようにし、支払いが負担にならないかどうか検討しましょう。

・解約
電話だけか、メールやHPからのネット申請が可能かを調べなければいけません。電話のみの場合、電話がつながらないことや、対応時間が限られている(平日のみや時間が短い)ということがあります。
こういったあからさまな契約引き延ばしを行っている企業はかなり少ないですが、全くないとは言えません。

・定期購入
初回割引の定期コース申し込みの場合、〇回継続必須(中途解約の場合初回の割引分がなし)ということがあります。小さな字で下の方に注釈があるのでよく確認しましょう。

・成分
有効そうな成分が羅列されている場合、本当に効果があるのかどうか調べてみましょう。オーガニックなイメージ画像と一緒にカタカナの植物だかエキスだかの名称がずらっと並んでいると、良さそうな印象を与えますが、大したものでなないことがほとんどです。調べてみればどういったものかすぐ分かります。

最後、効果について。ホワイトニングの比較写真は大変魅力的で、思わず心惹かれてしまいますが、冷静に考えて、歯磨き粉だけで劇的変化があるとは考えにくいでしょう。歯磨き粉の製造・販売企業や歯科医院は大変なことになってしまいます。仮に開発されてもエンドユーザーまでは届きません。

対策

これまでの内容をみて、それでも諦めきれないという方もまだまだいるかと思います。

それもそのはず。アフィリエイト報酬で生計を立てている方はたくさんいますので、ページを見ていると思わず惹かれてしまうことも少なくありません。ネットCMも15秒・30秒の短い時間でうまくまとめ、非常によくできていると感心します。

気になって購入を迷っている方は、最初に閲覧したページ以外のサイトも調べられる方が多くいるかと思いますが、ここでも注意が必要となります。アフィリエイト広告は基本的に複数人が記事を出稿しており、複数のページを比較・検討したつもりが、いずれもアフィリエイト記事であったということがままあります。

そこで、アマゾンや楽天のレビューが大変参考になります。もちろん、さくらも仕込まれていますが、実際に使ったリアルな声、特に悪評は参考になるでしょう。

まとめ

どのような商品でも中間マージン・手数料はかかりますし、広告戦略も非難しませんが、企業はエンドユーザーの視点を忘れてはならないでしょう。しかし、オレオレ詐欺よろしく、あの手この手でグレーゾーンをついてくる新たな手法に我々消費者も対応していかなければいけない現状。知識をもっての自衛が求められます。

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